大学で情報系を専攻していたFさんは、コロナ禍で就職活動に苦戦した一人。会社名も知らなかった日本電鍍工業に惹かれ入社を決めたきっかけは、「1日仕事体験」で薬品の分析を行ったときに感じた「懐かしさ」だったそう。
「もともと自分から積極的に営業ができるタイプじゃない」と言うFさんですが、顧客の相談事に耳を傾けてアドバイスするという、日本電鍍工業のお客様との関わり方に、「これなら自分にもできそう」と思ったそうです。
1967年創業、1988年に化学研磨を開始。2012年に寺内代表が就任した翌年、有害なシアンを完全撤廃。2014年から日本電鍍工業の強みである「機能性めっき」を本格化。2023年にはR&Dセンターを開設し、「めっき相談所®」としてお客様の問題解決や提案にも力を入れている。
「めっき」の仕事は、
依頼された通りに
つくって終わり、ではありません。
専門知識と技術を生かして、
目的に合わせて
適しためっき処理を提案し、
加工を施すことによって世界中の製品の価値を高めることができる。
「めっき」はそんな影響力のある
サービス業です。
製造業が目指す
ワンランク上の“ものづくり”を支えているのが、
めっきの仕事です。
専門職というイメージの強いめっきの仕事ですが、新卒や未経験からでも活躍できる職業です。ここでは、資格や専門知識を持たずに日本電鍍工業へ入社し、現在さまざまなポジションで活躍している社員の声を紹介します。入社のきっかけや働きがいなど、ぜひ職業選びの参考にしてみてください。
1日体験で感じた「懐かしさ」
営業ではない、
特殊な働き方だったから。
自分なりのやり方で、
いい結果が出た時。
大学で情報系を専攻していたFさんは、コロナ禍で就職活動に苦戦した一人。会社名も知らなかった日本電鍍工業に惹かれ入社を決めたきっかけは、「1日仕事体験」で薬品の分析を行ったときに感じた「懐かしさ」だったそう。
「もともと自分から積極的に営業ができるタイプじゃない」と言うFさんですが、顧客の相談事に耳を傾けてアドバイスするという、日本電鍍工業のお客様との関わり方に、「これなら自分にもできそう」と思ったそうです。
社長からの
「社員にならないか」という声かけ
社員がみんな優しく、
教え方に熱意がある
顧客に寄り添い、
より良いものづくりの提案ができる
飲食業での独立を目指し、当初は1年間限定のパートとして入社。期間限定であるにもかかわらず現場のメンバーが優しく、教え方にも熱意があり「すごくいい会社だな」と感じたそう。
社長からの「正社員として頑張ってみないか」という声かけに応じたNさんですが、当時は38歳からの中途入社という不安要素もあったと言います。「次々とチャンスがもらえる」という環境をバネに、現在は製造課長としてキャリアアップも果たしています。
若い人が多く、
自分も活躍できると思った
きちんと仕事をすれば
給料に反映されるから
役職に就いて
顧客に提案できることが増えたとき
就活時、さまざまなメーカーを希望していたものの、「ベテランが多くてついていけるか…」という印象を持ったというSさん。一方、日本電鍍工業は当時から若い社員が多く、自分が働いて活躍するというビジョンが見えやすかったそう。
入社当時は、「この仕事は本当に面白いのだろうか?」という思いもあったようですが、ジョブ・ローテーション(定期的な配属変更)で自分の適性と仕事の楽しさを発見。現在は、品質管理の課長を務めています。
「めっき」という言葉は聞いたことがあるけど、どんな仕事で、どの分野で使われているか、深く知る人は少ないかもしれません。ここでは、めっきの一般的な基礎知識について解説していきます。意外と身近な「めっきの世界」を、ぜひチェックしてみてください。
金属・樹脂・セラミックスといった素材に対し、薄い金属の皮膜を生成する技術を「めっき加工」と呼びます。製品の見た目を美しくするほか、電気を通さない素材にめっきを施すことで通電性を付与したり、錆や傷などから守って寿命を延ばすなど、新たな機能をプラスできるのが特徴。製造機器や部品はもちろん、家電製品など、さまざまなシーンで利用されています。
めっきに使用される金属にはさまざまな種類があり、その種類によって用途や効果が異なります。たとえば鉄素材に用いられる亜鉛めっきは耐食性に優れ、素材を錆から守る効果があります。硬度の高いクロムめっきは耐摩耗性を向上させるほか、光沢を活かして装飾に用いられることもあります。このように特性を利用して製品の機能を高めるめっきを「機能性めっき」と呼び、通電性・濡れ性・反射性・熱伝導性など、機能を向上させる役割があります。
入社後でも技術や知識は十分に習得できるため、新卒や未経験でも仕事に就くことが可能です。スキルアップの資格として挙げられるのは、厚生労働省が認定している国家資格「電気めっき技能士」で、特級・1級・2級・3級に分かれているのが特徴です。従業員の技術力やモチベーション、昇給などを目的に、資格取得を支援している会社もあります。
めっきは、対象物の種類によって硬度・電導性・潤滑性などを高めることができます。新たな機能が生まれることで、使われる製品(機械や自動車など)の価値向上につながります。これらは主に「機能性めっき」とも呼ばれます。めっきを必要とする企業が満足できる提案をしたり、世の中に価値提供できるのも、めっきの仕事のやりがいと言えます。
ものづくりの現場は、労働環境などが「きつい」と思われがちですが、実際はどうなのでしょうか?「めっき」の仕事における人間関係やキャリア、給料面といった、新卒や未経験者が不安に感じやすいことについて調査してみました。
めっきの技術者は、一般的に「仕事は教えてもらうものではなく見て盗むもの」といった文化が根強く残っている会社もあります。しかし時代の変化に伴い、技術を見て盗むだけでなく、基本的な技術をマニュアル化したり、分からないことを何でも聞ける職場環境をつくったり、属人化しないための工夫や改善に取り組んでいる会社もあります。
現場では、新人は雑用ばかり…というイメージがあるかもしれません。しかし、いつまでも下積み仕事ばかりでは、モチベーションも下がってしまいます。自分が活躍できる環境か判断するには、同じ境遇で入社した先輩社員の働き方をチェックすることも大事。今はまだ「やりたいことがわからない」という人も、先輩の背中から将来の理想像が見えてくるはずです。
仕事への姿勢や努力が昇給や昇進に反映され、正当な評価を受けたり、それに見合った給料が得られる会社を見極めましょう。プロとして技術を磨くだけでなく、その技術や知識をもって、新たな価値提供ができる人材になることが昇給への道。例えば、表面加工(めっき)のプロとして、ワンランク上の新しいものづくりの可能性を提案するのも、その一つです。
一般的な職人仕事ではない、業界的にも斬新で新しい働く人の可能性が広がる「めっきの仕事」の魅力を伝えるメディアです。日本電鍍工業株式会社をスポンサーに、Zenken株式会社が制作・運営をしています。