ものづくりと「機能性めっき」

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めっきイメージ

機能性めっきとは、めっき皮膜が持つ特性を利用して、新たな機能を付与する技術のこと。機能性めっきには実にさまざまな種類があり、日本電鍍工業でも多彩な技術を提供しています。その種類と特徴について見ていきましょう。

日本電鍍工業株式会社
引用元:日本電鍍工業株式会社公式HP (https://nihondento.co.jp/)
日本電鍍工業株式会社
製造現場を変える「めっき」で
ワンランク上の価値を生み出す

1967年創業後1988年に化学研磨を開始し、2013年には有害なシアンを完全撤廃。2014年から日本電鍍工業の強みである「機能性めっき」を本格化し、2023年にはR&Dセンターを開設。お客様の問題解決や提案に力を入れる「めっき相談所®」を設け、社員はめっき職人ではなく、めっきのことなら何でも提案できる「めっきコンサルタント」として活躍しています。

耐食性を上げる
機能性めっき

耐食性とは、錆・腐食に対する抵抗性のこと。腐食が発生すると、素材の外観・耐久性の劣化が進行しますが、めっきで耐食性を高めることにより、進行を防ぐことができます。

亜鉛めっき

鉄に対する代表的なめっきで、クロメート処理を施すことにより、防錆機能・外観性能の向上を図れます。日本電鍍工業では5種類のクロメートを扱っており、用途やコストに合わせてめっき処理を提供しています。

無電解ニッケルめっき

無電解ニッケルめっきは耐食性に優れためっきのひとつ。日本電鍍工業では、手動ラインで一つひとつの製品に合わせて対応。細かい膜厚管理、部分めっきも可能です。

硬質クロムめっき

めっき皮膜の中で硬度のある硬質クロムめっき。アルミニウムなどの難めっき素材にも対応でき、錆などのダメージから素材を守ります。

硬度を上げる機能性めっき

摩擦・研磨等の機械的作用により、素材の表面が削れていく摩耗。めっきで表面硬度を高めることにより、この摩耗を低減することができます。

硬質クロムめっき

工業用クロムとも呼ばれ、めっき皮膜の中でもっとも硬度がある硬質クロムめっき。日本電鍍工業では、難めっき素材であるアルミニウムへの実績も持っています。

無電解ニッケルめっき

無電解ニッケルめっきは、熱処理後に硬度を900Hv*まで高めることが可能。複雑な形状のパーツであっても、膜厚を均一にできるというメリットもあります。

*参照元:日本電鍍工業公式HP(https://nihondento.co.jp/service/ni/

通電性を上げる
機能性めっき

めっき処理によって素材に電気的特性を付与することにより、電気の流れを良くすることが可能。絶縁性の素材にも通電性を持たせることができ、用途の幅が広がります。

無光沢銀めっき(ノンシアン)

全金属の中で、もっとも電気伝導性が高いとされる銀を使っためっき。銀メッキは主にシアン浴となっていますが、日本電鍍工業では安全性の高いノンシアンでの無光沢銀めっきを提案できます。

無光沢スズめっき

電気伝導性で言うと銀めっきのほうが数値は高くなりますが、スズは酸化しにくく、めっき後も電気抵抗が変わらないという利点があります。外観は、銀と同様の柔らかい白色です。

銅めっき

電気伝導性と熱伝導性に優れた銅めっき。日本電鍍工業では、厚付けめっきを得意とする硫酸銅めっき、鉄素材にも対応可能なノンシアン銅めっきなどを、用途に合わせて提案しています。

濡れ性を上げる
機能性めっき

部品同士を接合する際に、はんだのなじみやすさを指す濡れ性。素材の表面に濡れ性が良好なめっきを施すことで、はんだのなじみが良くなり、歩留まり率も高めることができます。

無光沢スズめっき

φ0.3mmの端子から、100kgを超えるアルミニウム端子まで、素材や目的に合わせて柔軟なスズめっきが可能。スズめっきの下地に銅・ニッケルめっきを施すこともできます。

無電解ニッケルめっき

はんだ濡れ性が良好な、無電解ニッケルめっき。無電解ニッケルめっきは電気を必要としないため、通電性を持たない素材にも適用できます。

銅めっき

銅めっきとひと口にいってもさまざまな種類があり、素材や目的に合わせて適切な銅めっきを提案。毒性のない、クリーンなノンシアンの銅めっきも取り扱っています。

反射防止する機能性めっき

素材表面にめっきを施すことで反射光をなくし、まぶしさを防ぐ特性です。反射光の影響があると正しい計測ができない、レーザーやカメラを用いた計測器などに用いられます。

亜鉛めっき 3価ブラック

日本電鍍工業では5種類のクロメートの取り扱いがあり、用途やコストに合わせて提案可能。なかでも3価ブラックは金属感を持たせつつ、漆黒調に仕上げられるのが特徴です。

黒色ニッケル

遮光性と硬度を兼ね備えた黒色ニッケルは、主に反射防止に適しています。複雑な形状であっても、均一なめっきが可能となっています。

熱伝導を上げる
機能性めっき

めっきで熱伝導性を高めることによって、熱が効率的に伝わるようになり、熱がこもらなくなります。熱がこもると正常に動作しなくなる、半導体部品などに用いられます。

銅めっき

電気伝導性と熱伝導性を高めるのに効果的な銅めっき。銅めっきにはいくつかの種類があり、日本電鍍工業では素材や目的に適しためっきを提案しています。

銀めっき

高い熱伝導率を誇る銀めっきは、小型の部品から大型品まで対応可能。毒性の心配がない、ノンシアン銀めっきの提供も可能となっています。

ニッケルめっき

熱伝導性などの特性を持つ、黒色無電解ニッケルを取り扱っています。ニッケルめっきの特徴である、複雑な形状にも均一に皮膜を形成できるというメリットがあります。

変色防止する機能性めっき

金属の美しい輝きを保つための表面処理です。

化学研磨

化学研磨液という特殊な液体に素材を浸し、表面を溶かすことで研磨をする手法。従来、化学研磨ではキリンス処理が用いられていましたが、日本電鍍工業では有毒ガスを発生させない、安全性の高い化学研磨ラインを備えています。

耐摩耗を上げる
機能性めっき

さまざまな駆動に発生する摩擦。この摩擦による摩耗を防ぐという目的でも、機能性めっきが用いられています。

硬質クロム

電気めっきの中で、もっとも硬度の高い皮膜をつけることが可能な硬質クロム。硬質クロムめっきを施すことで素材表面の硬度が高まり、耐摩耗性をアップさせることができます。日本電鍍工業では、アルミ製品への施工実績もあり。

無電解ニッケルめっき

無電解ニッケルめっきを施すことで、耐摩耗性を高めることができます。なかでも、黒色無電解ニッケルは遮光性と硬度、ふたつの機能性を有しているのが特徴です。

潤滑性(すべり性)を
上げる機能性めっき

軸受け・歯車といった機械部品のすべりを良くするためにも、めっきが用いられています。一般的には、軟らかな皮膜が適しているとされています。

スズめっき

軟らかく自己潤滑性を持つスズは、硬い素材の上にめっきを施すことで、潤滑性を高めることが可能。日本電鍍工業では、大型設備から機械部品まで幅広い対応実績を持っています。

銀めっき

金属の中でも、とくに潤滑性に優れている銀めっき。日本電鍍工業では、ノンシアンで安全性の高い無光沢銀めっきを取り扱っています。

付加価値を上げる「機能性めっき」

機能性めっきは、素材や用途に合わせてさまざまな種類から適切な方法を選ぶ必要があります。日本電鍍工業では豊富な実績と知識に基づいた提案・コンサルティングをしており、社員は「めっきコンサルタント」として活躍しています。

以下では、当メディアを監修する「日本電鍍工業」の紹介や働き方、新卒・他業種から入社した方のストーリーを紹介しています。めっきの世界を知る参考にしてみてください。

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